夕闇小やみの神楽坂 肉イタリア料理カルネヤ店主の目線に映ることやモノ
by mangiamocarne29
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真夏のパイ
余計なアピールかもしれないがおれは甘いものが好きじゃない。
そんなおれがうまいデザートを作れるわけないんだろうなって
思われることが多いけど、実際にはおれが作るデザートは評判がイイ。
好きこそものの上手なれという格言に喧嘩を売るつもりは更々ない。
甘いもの食べることが好きじゃなくても甘いものを作ることをは好きなんだ。
デザート造りのイメージングは常に少しのアメージングを孕ませたい。
このデザートに関して言えばアメージングは中にたっぷり入ってるクリーム。
一見カスタードではあるが乳製品は一切使用してない。
健康な卵の卵黄にオレンジとレモン、それと白桃の果汁で仕上げている
見た目とは裏原宿な清涼感たっぷりで軽いクリームだ。
オレはパティシエではないしあれほど過酷な職業に赴きたいと思わないし
専門のおんなじデザートを作ったら勝負にならないのは明白だろうけど
明確なイメージをビジョンにして貫き通せば職業の壁を超えるとおもっている。
発明主婦があっという間に億万長者になるっていう話はよく耳にするけど
イメージ後に商品化してその後それが職業になってるってことは事実で。
オリジナリティーにあふれた発想っていうのはどうにも人を惹きつけるらしい。
すごい好評なんだ、このデザート。
でもオリジナリティーってほんの少しだけの思いやりなのかもしれない。
あちい真夏にさっぱりとしながら食後の満足感を高めてくれるような
クオリティーのものが作りたかっただけなのだから。
by mangiamocarne29
| 2009-08-09 14:40
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